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ICT授業に乗り遅れない!iPadのお得な購入方法5選と4種の付属品情報

ICT教育を取り入れるのは、大きな時代の流れで、もう止めようがありません。
しかし、教員の準備は間に合っていない…

国語の授業で、ICTの導入ってどうすればいいの?

プロジェクターで投射するだけじゃだめなの?

ICTは苦手…

日本全国からこのような声が上がっていると思います。

コロナ禍で、ハードもソフトも未整備で、一部を除いた教員の知識や技術もないまま、GIGAスクール構想がスタートしました。

しかし、都道府県でも各学校でも端末やWi-Fi環境の事情はバラバラで、先行事例も乏しいです。

そんな中で、私たち教員は、なんとかICT教育を推進していくことが求められています。
OJTやoff-JTでなんとか助け合わないといけないのが現状です。

ここでは、私が実践しているICTを取り入れた授業などについて書いていこうと思います。

ICTリテラシーは教員ごとに差が非常に大きいですので、この記事は、「ICTが苦手だけど、なんとか頑張って授業実践をしてみたい!」という先生を想定しています。

この記事でわかること

・iPad購入の基準
・授業で必要なiPadの付属品
・iPadをお得に買う方法

目次

私が授業で使うために買ったiPadを紹介

2021年に急速に学校へ生徒用端末が配られ始めました。生徒の興味喚起のため、それを使って授業をしたいとは思っていましたが、私の学校では、教員用端末がなかなか配られませんでした。また、学校のiPadにアプリを入れたくても、決まった時期までに申請しないとインストールすることができませんでした。さらに、公的な資金で購入した生徒用の端末を自宅に持ち帰って使用することはできませんので、iPadを用いた授業計画を立てようと思ったら、遅くまで残業するしかありませんでした。

学校の授業で使う目的のiPadを自腹で買うことは納得がいきませんでした。しかし、学校が配ってくれるのを待っていたらICTの波に乗り遅れるし、もし転勤する時にそのiPadを学校へ返却することになったらまた一からの設定になるので、仕方なく自分で授業用のiPadを購入することにしました。

後述しますが、Appleは使わなくなった古い端末を下取りしてくれます。下取りに出そうと思い、Appleのサイトに入力をするけれど、うまくいきません。そこでAppleのお問合せ番号に電話してみました。

ITエリートに馬鹿にされたらどうしようとドキドキしましたが、全くの杞憂でした。

ビックリするくらい丁寧で親切でした!

Appleの人が私のパソコン画面を共有し、相談しながら入力したので、問題は解決しました。携帯キャリアのお問合せ窓口のように待たされることもありませんでした。

その時、どのiPadで、ストレージはどれくらいがいいかを質問しました。

iPadは、「iPad(無印)」と「iPad Air」と「iPad Pro」に大きく分かれます。ストレージ(容量)によっても値段が大きく変わります。

私が考えていた使用用途
  • 授業で使うのがメイン。
  • 写真や動画をiPad内にたくさん保存する予定はない。
  • 生徒と同じプリントを取り込んでプロジャクターで投影し、ペンでiPadに書き込みをしたい。
  • 動画の視聴をしたい。
  • 学校で導入しているGoogleやMicrosoftのアプリを使いたい。
Appleの回答
  • その使い方だと、大きなストレージは必要ないので、64GBで大丈夫。
  • 動画などを保存してストレージがいっぱいになったら、iCloud・Google driveなどのクラウドや外付けUSBに保存すれば良い。
  • パームリジェクション機能(下記参照)が付いているAppleペンシルの第2世代が使えるのは、AirかPro。
  • 文字をペンシルで書く時、iPad(無印)はペン先と画面の文字の間が少し離れる。例えるなら、1mmのガラス越しに文字を書いているような感じがする。Airの方がそのずれがなく書ける。

パームリジェクション機能…ペン先が画面に当たる時に、手のひらなどが画面についてしまうと、手の方に画面が反応して、ペンで書けなくなってしまうことがある。パームリジェクション機能とは、手が画面についていても、ペンで文字が書ける機能のことを言う。この機能がないと、行間に書き込むなどの細かい作業ができないので、教員が授業で使うには絶対に必要だと思います!

値段とストレージ、機能を総合し、第5世代のiPad Air(64GB)を買うことに決めました!

追記:実際に使用してみたらとても使いやすくて満足ですが、下の画像にように、2画面表示をするときは、画面が小さいなと感じます。Appleショップに行って、実際に大きさや重さを確認するといいと思います。また、ストレージはもう少し大きくてもよかったと思います。128GBでもいいかもしれません。

買った方がいい付属品について

国語の教員が使うなら、以下のものを買う必要があると思います。

  • スタイラスペン
  • ペーパーライクフィルム
  • キーボード
  • iPadカバー

キーボードは、カバーと一体のものとキーボード単体のものがあります。私は持ち運ぶ時に便利なので、キーボードと一体型のカバーが欲しいと思っていました。

下のリンクは、Appleの純正品です。持っている先生に見せてもらったら、流石のデザインと使い心地です。

でも、Apple純正のMagic Keyboardは5万円近くする! Apple Pencilも1万円以上する!

ということで、私はコスパを考え、この写真のようなセットで使っています。

キーボード…ELECOM

スタイラスペン…USGMobi

ペーパーライクフィルム…ベルモンド

キーボードはヤマダ電機で買い、8,000円くらいでしたので、3点で合計12,000円くらいでした。

ペーパーライクフィルムは、画面の保護と紙のような書き心地の実現のために絶対にあった方がいいです。

このスタイラスペンは書くときに持つ部分が少し滑る感じがするので、いらなくなったボールペンのゴムをつけています。

このセットのメリット・デメリット

メリット

  • 安く済む。
  • 使い心地はみんな良い。
  • キーボードの打ち心地が良い。
  • 埃っぽい教室の教卓に上に、「この値段のキーボードなら汚れてもいいや」と躊躇なく置ける。

デメリット

  • キーボードカバーが重い! 教室に持って行くとき、教科書や副教材と一緒に持っていくと結構重い。
  • ペンとキーボードは別々で充電をする必要があるので、充電する時はコードを3本さしています。第2世代のApple PencilとMagic Keyboardなら、iPadを充電するだけで同時に充電できる。
  • 簡単だけれども、キーボードをBluetoothで繋げる設定がいる。
  • Apple純正のものの方が、やっぱりかっこいい。

キーボードカバーを半分閉じた状態です。浮き上がっている部分が衝立になり、iPadを支えてノートパソコンのように開くことができます。このキーボードカバーの内側には粘着ジェルがついていて、そこにiPadを貼り付けて固定します。そのジェルがなかなか強力だし、iPadの半分がむき出しになるので、透明なカバーを買いました。結果、2つカバーがついている状況です。あまり気にしなければ、透明なカバーはいらないと思います。

感想

  • 持ち運びをする時に重さは大切! Apple純正のカバー型マジックキーボードは買ってもよかったと思う。
  • 重さ以外は満足している。
  • スタイラスペンは、充電さえ気をつければ、USGMobiで十分。満タン充電で、3〜4時間書き続けられる。
  • かっこよさを求めなければ、このセットで十分だと思った。

先生がiPadをお得に買う方法

「学生・教職員価格」

どうせ買うなら、何とかお得に買おうと思い、色々調べました。

まず、Appleは、学生・教職員向けに割引販売をしています。教員もこの値段で買うことができます。

春の「新学期を始めよう」キャンペーン

毎年2月〜4月ごろ、「新学期を始めよう」というキャンペーンがあるようです。

私は、2月に買って12,000円のApple Gift Cardをもらいました。iPad の購入後にもらえますので、次に新しいiPhoneを買うときに使いました。

ただ、このキャンペーンが毎年必ずあるかどうかはわかりません。年度末に「Apple 新学期 キャンペーン」と検索したら、実施や時期を予想しているサイトがあると思います。参考にしてみて下さい。

古い端末を下取りに出す

Appleは、使わなくなった古い端末を下取りしてくれます。私は、使わなくなったiPhone7を下取りに出しました。バッテリーの持ちがかなり悪くなっていましたが、4000円で下取りしてくれました。

下の参考リンクから、下取り額がいくらかの概算がすぐに出ます。

下取りに出したいiPhoneのシリアルナンバーは次のように探せます。

設定→1番上の名前や写真の横の「>」を押す→〇〇のiPhoneを押す→シリアルナンバーが書いてある。

下取りまでの流れはこんな感じ↓です。

下取りに出すスマホを初期化する→配送業者に受け取り日時を指定する→指定日時に配送業者が段ボールを持って家にくる(自分であらかじめ梱包をする必要はない。私はケースやフィルムは全て外しておきました)→Appleから連絡と入金があるのを待つ。

Apple認定整備済製品から探す

Appleが責任を持って整備し、補償などもつけて公式に販売する中古品です。最大で通常の15%程度安くなるようです。この認定整備済製品は「学生・教職員価格」にはなりません。「新学期を始めようキャンペーン」も適用されません。また、中古品ですので、自分が欲しいものがあるかどうかは運次第で、新たに出品されたかどうかは常にチェックする必要があります。ただ、見つけたらかなりお得です!

Appleギフトカードを買ってポイントを貯める

Appleギフトカードを買うと、そのお店などのポイントがつきます。私がよく使うインターネット通販はAmazonか楽天市場ですが、Amazonは早く確実に届きますが、ポイント付与率はイマイチ。楽天市場の方が圧倒的にポイントが貯まります。特に「お買い物マラソン」の時に買うのがお得です。

しかし、私が楽天市場のAppleギフトカードの認定店で購入したときは、「初回購入者は1万円まで」という縛りがありました。

ついでにお話しすると、楽天リーベイツというポイントサイトもあります。このサイトを経由してAppleの公式サイトで買い物をすると、それだけで購入額の数パーセントの楽天ポイントがもらえます。ただ、Apple製品は人気なので、ポイント付与率は1〜3%というところです。

また、コンビニがAppleギフトカードにLINEのポイントを付与するというように、各社がさまざまなキャンペーンを展開しています。お得に買うなら、その時期の最新の情報収集が必須です!

ちなみに、Appleギフトカードが使えるものは、Apple公式サイトによると「Apple Gift Cardは、 Apple Store、Apple Store App、apple.com、App Store、iTunes、Apple Music、Apple TV、Apple Books、およびそのほかのAppleが所有するプラ⁠ットフォームでの製品とサービスの購入のみに利用できます。」ということです。

私は、iPadの支払いのため、できる限りAppleギフトカードをポイントをつけながら買い、残りの端数はクレジットカードで支払いました。

ポイ活もうまく活用すれば、結構な金額になります!

まとめ

  • 私が買ったのは第五世代のiPad Air(64GB)。
  • スタイラスペン・ペーパーライクフィルム・キーボード・iPadカバーも必要。
  • iPadをお得に買う方法①「学生・教職員価格」
  • iPadをお得に買う方法②春の「新学期を始めよう」キャンペーン
  • iPadをお得に買う方法③古い端末を下取りに出す
  • iPadをお得に買う方法④Apple認定整備済製品から探す
  • iPadをお得に買う方法⑤Appleギフトカードを買ってポイントを貯める

自分が自由に使えるiPadで良い授業を作っていきましょう!