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文章を書くのが苦手な人へ。

目次

[お悩み]私、文章を書くのが苦手なんです・・・

子供の保育園の役員決めで保護者代表の挨拶担当になった!

子供の学校のPTA役員を引き受けたら、クラス懇親会の案内を書いたり、お金の徴収のお知らせを書いたりしないといけなかった・・・

結婚式のスピーチを頼まれた!

などなど。

大人になったら、回数は少ないですが、結構重めの文章を書かないといけないこともあります。

文章を書かなければならなくなったとき、テンプレートがあればそれを真似すればいいだけですが、テンプレがなければ、自分で書かなければなりません。

たとえテンプレがあったとしても、自分できちんと書きたいこともありますよね。

しかし!

仕事などで文章を書き慣れている人なら問題ありませんが、そうではない人の前に立ちはだかるのが、次のような悩み・・・

・どんなことから書き始めればいいかわからない。

・書くことがない。何を書いていいかわからない。

・何を言いたいのか自分でもよくわからない文になってしまう。

・言いたいことをどう表現していいかわからない。

などなど。

この記事でわかること

文章を書き始めるときのヒント

文章を書く目的を考えよう!

文章とは、「人に何かを伝える」ものです。

文章を書くには、実は「何のために何を伝えるのかを明確にする」という下準備が必要です。

それをしないでいきなり文章を書き始めるのは、文章を書くことに慣れている人でないとかなり難しいことです。

従って、ここでは、下準備について考えてみましょう。

まず、文章の「目的」を考えましょう。

あなたが書こうとしている文章は、

① 気持ちをわかってもらうのが目的の文章

② 連絡や説明を正確に伝えるのが目的の文章

③ ①と②の両方を目的とする文章

のうちどれなのでしょうか?

「① 気持ちをわかってもらうのが目的の文章」の例として、

結婚式のスピーチ

卒業式・入学式・入社式などの挨拶

お葬式の弔文

手紙

謝罪文

などが挙げられます。

「② 連絡や説明を正確に伝えるのが目的の文章」の例として、

案内文

報告書

事務連絡

説明書

規約

アンケート

などが挙げられます。

「③ ①と②の両方を目的とする文章」というのは、

お世話になった先生が亡くなった時に、「先生を偲ぶ会」の案内文を「ぜひ来てほしい」という気持ちを込めて書く。

自分のお店を開店した時に、昔の友人に懐かしい気持ちを込めて開店イベントの案内を書く。

などが挙げられます。

今、何かの文章を書く必要があるのなら、その文章の目的は、①〜③のどれに当てはまるかを考えましょう。

①「気持ちをわかってもらうのが目的の文章」について

①の「気持ちをわかってもらうのが目的の文章」では、

自分がそういう気持ちになった理由や経緯を掘り下げて書き、自分の気持ちを伝えます。

子供が生まれた喜びを表現しようと思ったら、

「嬉しかった」だけだと、いまいち気持ちが伝わってきません。

例えば、

「10カ月間ずっとお腹の中にあなたの存在を感じていたけれど、初めてあなたの顔を見た時、『やっと会えた‼』と思って、すごく嬉しかった」

というように、経緯を説明した方がずっと気持ちが伝わります。

②「連絡や説明を正確に伝えるのが目的の文章」について

②の「連絡や説明を正確に伝えるのが目的の文章」では、

とにかく情報を整理し、目的、対象、日時、締切、方法などの、相手に知らせておくべき情報を箇条書きでまとめ、すっきりと書きます。

どんな情報を書くかは、「この文章を読む相手が行動するために必要な情報」、「この文章を読む相手が知る権利を持つ情報」を考え、

「相手の立場になって」必要な情報を考える

のがコツです。

どんな言葉遣いや文体がふさわしいのかを考えよう!

「言葉遣い」とは、どんな単語を使うべきなのかということです。

また、「文体」とは、どんな言い回しをすべきなのかということです。

例えば、ある会の会長としてお金を集めるとします。

会員が知り合いばかりで、人数も少なかったら、

「出費が多くて大変ですが、〇〇のために協力をお願いします」といった、砕けた表現でも良いでしょう。

しかし、知らない人が多かったり、人数が多かったりしたら、

「出費多端の折恐縮ではございますが、〇〇のために御協力をお願い致します」といった、かしこまった表現をする必要があるかもしれません。

かしこまった言い方が必要なのか、砕けた言い方で大丈夫なのかは、

・その文章を読む人との関係

・その文章を発表する場の格式・雰囲気

・その文章に許されているオリジナリティの度合い

で判断します。

まとめ

文章は、書く目的によって書き方が変わります。

まず、自分が何のために文章を書くのかをきちんと考えるのが下準備になります!